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45才からはじめる、節税&投資入門「女の後半に、お金の見直し」<投資編>

GLOW presents マネー

[ 18.05.15 ]

by GLOW

45才からスタートすれば、15年、20年後にしっかり差がつく節税や投資。優雅に歳を重ねるために、私たちはどのような備えをしていけばいいのでしょうか?実は、2018年は『iDeCo』や『つみたてNISA』など節税・投資に関する制度改正が相次ぎ、知っておきたい情報が満載なんです。早速、押さえておくべきポイントを確認しましょう。
今回は、投資編『つみたてNISA』についてご紹介します。

1000円からできてリスクが少ない『つみたてNISA』

年金だけでは賄えない老後資金のためにも、投資も検討対象にしたいものです。初心者でも簡単な投資方法に、『NISA』『つみたてNISA』があります。『NISA』とは少額投資非課税制度の通称。一定の金額までの投資で得られる利益が非課税になる仕組みのことです。株式や投資信託などの通常の投資では、利益にかかる税金は約20%なので、節税面でも有利な制度といえます。特定の金融機関に申し込み、専用口座を開設することではじめることができます。2018年から新しく追加された『つみたてNISA』では年間40万円までを非課税で運用することが可能。従来の『NISA』に比べて非課税枠は小さくなりますが、非課税期間が20年間と長く、長期的な資産形成に向いています。ただし2つの併用はできず、『NISA』か『つみたてNISA』のどちらかしか選べません。

『つみたてNISA』の対象商品は金融庁が定めた一定の基準をクリアしたもの限定で現在は投資信託とETFだけです。その基準は20年以上運用できること、信託報酬が一定以下、毎月配分型でないことなど、長期の資産形成に適したなるべくリスクの少ないものになっているので、投資初心者でも安心です。

投資信託は複利で増えるものではありませんが、年利3%と仮定して計算しています。

『iDeCo』と『つみたてNISA』の組み合わせも!

『NISA』と『つみたてNISA』の併用はできませんが、『iDeCo』と『つみたてNISA』の併用は可能です。どちらも運用中は非課税になり、複利効果をより最大に生かすことができます。長期の資産形成を考える場合、これは重要なポイントです。『iDeCo』は原則として60才まで引き出せませんが、『つみたてNISA』はいつでも売却して現金化が可能。老後の資産形成のための運用を『iDeCo』で、住宅や教育資金などの資金を『つみたてNISA』で運用していくと良いでしょう。無理に満額を預ける必要もありません。たとえば、「まずはつみたてNISAからスタートして、余裕ができたらiDeCo」でもいいわけです。少額でもコツコツ続けていくことで、将来の資産につながっていきます。

(注)つみたてNISAの上限が40万円、iDeCoの上限が27.6万円と仮定。所得・住民税率は20%としています

大暴落&流出が話題!『ビットコイン』

『ビットコイン』や『リップル』など、最近何かと話題の仮想通貨。先日もコインチェックから『NEM』という仮想通貨が流出し、大きく報道されました。仮想通貨とは、Web上に存在する財産的価値で、ふつうの通貨とは違って特定の国家が保証するものではありません。投資商品として注目されたのは、システムの新しさが大きいでしょう。もともとどんな法律とも無関係なところ で生まれたのが仮想通貨。それがリアルな価値を持つようになってきたことで、法律などでコントロールしようという方向が出てきました。その種の規制が行われると、仮想通貨は価格が乱高下する傾向にあります。投資の基本は「低い時に買って、高い時に売る」ですが、初心者には少しハードルの高い商品かもしれません。また、これは投資すべてに当てはまる話ですが、仮に仮想通貨に投資するとしても、減っても自分の手に負える金額の範囲にとどめておくのが得策です。

おトクな制度はフル活用。節税&投資で、優雅な老後を

ところで、お金を増やすことと同時に気になるのが、お金が減ってしまう心配。マイナス金利のほか、税金も気になります。政府の働き方改革の一環で、2018年に配偶者控除の上限が変更されました。でも夫婦の働くスタイルによってはかえって税金を多く取られてしまうことにもなりかねません。もちろん消費税が2019年10月から10%に引き上げられることも考えたいところです。お金が減る心配がだんだん強くなってくるなか、私たちがとるべき最善の手とは?ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんはこう語ります。
「ただ漠然と貯蓄しているだけでは、老後をまかなえるほど貯めるのは難しいでしょう。そこで控除や『ふるさと納税』といったおトクな制度はフル活用して、『iDeCo』や『つみたてNISA』で優雅な老後を目指しましょう」

自治体ごとに書類を送らなければならないことは念頭に置いておきましょう。

出典:「GLOW」2018年4月号
取材・文=井高玄貴<オフィス三銃士> イラスト=小迎裕美子

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