トップ / コラム / 吉田羊の「My Life, My Grace」vol.9 一日は、喜びで溢れている。 自分を満たす「感謝帳」のススメ

吉田羊の「My Life, My Grace」vol.9
一日は、喜びで溢れている。
自分を満たす「感謝帳」のススメ

Special ライフスタイル

[ 19.01.07 ]

by Aging Gracefully

健やかに重ねた年が、丈夫な身体と心をつくる。
女優・吉田羊さんが10年来続けている、ある「習慣」を、あなたに伝授します。

今日一日の「いいこと」を記す

 自分の心を整える、という意味で、長く続けていることがひとつあります。
 それは「感謝帳を書く」こと。感謝帳というのは、その日あった出来事の中で、誰かに、何かに感謝したくなった「いいこと」を記す、小さなメモ帳の呼び名です。
 書き方は、とても簡単。夜、寝る前にメモ帳を開き、今日一日の「いいこと」を思い出します。そして、メモ帳の片側のページに、ひとつひとつ書いていくのです。項目の最後に、小さく「感謝」とか、「ありがとう」と書くこともあります。

 とてもささいなことでいいんです。「朝、ちゃんと目覚ましが鳴った」とか、「起き抜けの空が、すごくきれいだった」とか。何もなかったように思えた一日でも、こんなにもうれしいことがあったんだ! と、驚くほどたくさんのことが書きつけられます。
 試しに、もう片方のページに嫌だったこと、頭にきたことなどを書いてみても、これが意外と浮かばないし、思い出せない(忘れっぽい性格なのも影響していると思いますが……)。プラスマイナスでいえば絶対にプラスで終わるのが、感謝帳の不思議なところです。

パンツ3万9000円(コル ピエロ フォー エストネーション)、キャスケット1万3000円(キジマ タカユキ/ともにエストネーション) ニットベスト3万3000円(マーガレット・ハウエル/アングローバル) Tシャツ1万8000円(ビューティフルピープル/ビューティフルピープル 銀座三越)

感謝、足りてますか?

 もう10年以上も続けているこの習慣、きっかけは、友人からかけられたあるひと言でした。
 当時の私は仕事や人間関係に悩みを抱えていて、何かあるとすぐに「どうして自分はこんなにも損な役回りなんだろう」と、へこみがちな日々を送っていました。そのとき、友人が、「君は、感謝が足りないんじゃない?」と言ったんです。

 そうか。そうなのか。今まで、それなりに周囲には感謝していたつもりだったけど、それは「つもり」だけで、本当は実践できていなかったんじゃないか……。そして、その友人が勧めてくれたのが、感謝を書き出して再認識する「感謝帳」でした。

ジャケット6万8000円(コル ピエロ フォー エストネーション) ネックレス3万3000円(サンズ サンズ/RHC ロンハーマン) ピアス6900円(ファリス/シティショップ) (右手)リング3万6000円、(左手)バングル7万円(ともにマリアルドマン)、リング[人差し指](指先から)2万6000円、2万1000円(ともにウルサ・メジャー)、[中指]1万4000円(サスキアディーズ/すべてギャルリー・ヴィー 丸の内店)

明日もまた幸せになろう

 結果的には、これが、実によかったんですね。日記的な役割も果たしてくれるので、そのときそのときに自分の心を整理できるというメリットもあるし、「あの人は今日、こんなことをしてくれた。それに対してちゃんと感謝を伝えられただろうか?」と、自分を取り巻く状況や周りの人の表情も、書くことであらためて認識することができるのですから。

 しんどいなと思った一日も、実は捨てたものじゃなくて、実は幸せなことで溢れていたことに気づく。感謝帳を閉じて眠るときの満足感は、まさに心の平安そのもので、明日を迎えるのが楽しみになります。
 心の持ちようは体や顔にも必ず表れるものですから、それを保つのはきっと健康にも美容にもいいはず。どうです? あなたも今夜から、書いてみませんか。

撮影=赤尾昌則<whiteSTOUT> ヘア&メイク=中野明海<airnotes> スタイリング=青木千加子 取材&文=大谷道子

よしだ・よう
福岡県生まれ。20代に舞台女優としてデビューし、30代で映像へ活躍の場を広げ、連続テレビ小説『純と愛』、ドラマ『HERO』などで注目を集める。近年の出演作にドラマ『コウノドリ』、映画『ラブ×ドック』、舞台『子供の事情』など。今秋は、映画『コーヒーが冷めないうちに』『ハナレイ・ベイ』『母さんがどんなに僕を嫌いでも』に加え、連続ドラマ『コールドケース2~真実の扉~』(WOWOW)、『中学聖日記』(TBS)に出演。2019年2月には映画「七つの会議」が公開。
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