毎日のリアルな理由でコーデは進化中!
R45のリアルライフとお洒落の関係 #01-02
GLOW presents ファッション ライフスタイル
[ 20.05.04 ]
社会の空気やライフステージの変化、年齢を重ねて見えたことなど、飾らないR45の今とこれからを取材。自分スタイルを持った4名のグロー世代に、暮らしぶりとお洒落について語っていただきました!
#01
無理しないことが自分らしさ
モデル・女優 市川実和子さん(44才)
「暮らしも装うことも無理しないのが信条です」
料理はもちろん、食にまつわる道具、人、考え方に触れることが楽しい、と語るモデル・女優の市川実和子さん。お気に入りのグローサリーショップ『eatrip soil』に訪れました。
自分にしっくり馴染んでくれるヴィンテージアイテムが相棒
「白はどんな時でも好きな色。白のオールインワンの上から透け感がきれいなヴィンテージのイヴ・サンローランのシフォンブラウスを重ねました。原宿の古着店『オカイユ』は、ヴィンテージっていいな、と思わせてくれる素敵なショップで、たまに覗きに行くのが楽しいです。10代の頃、雑誌で見てたフランスへの憧れが今もあって、ベンシモンのローテクスニーカーの独特の色使い&佇まいにフランスらしさを感じてときめきます」
コート9万5000円(ユーモレスク) ブラウス8万9000円(オカイユ)、オールインワン2万9000円(テン ハンドクラフテッド モダン/ともにオカイユ) ベンシモンのスニーカー(本人私物)
ラクで気持ちも落ち着く“お婆ちゃんコーデ”が私らしい
「昔から、どこかお婆ちゃんぽいものが好き。似合っていて好きなものだったら、それでOK。年齢を気にして服を選ぶことはしないですね。時代の空気感が自由になっているから、お洒落の楽しみ方も人それぞれでいいと思います」
ニットベスト5万8000円(ドゥサントレーズ リブル コムレア) 再生シルバーのイヤカフ8000円、右手リング1万9000円(ともにサスキアディツ/すべてオカイユ) Tシャツ1万2000円(ラシュモン/アペリア) パンツ5万円(ユーモレスク)」
価格も魅力ですが純粋に可愛いから、ユニクロ ユー
「ここ最近は、ヴィンテージのブランド物を買うことが多いです。ヴィンテージに惹かれるのは、自分にしっくりくるから。一方でユニクロ ユーも大好き。価格が魅力でもちゃんと厳選して自分に似合うもの、長く着られるものをセレクトします。5年くらい前のル メール×ユニクロのニットは、今も愛用中です」
シャツ2990円、パンツ3990円(ともにユニクロ ユー/ ユニクロ)※一部店舗(店舗により在庫が異なります)とオンラインストアでの販売 エルメスの柄スカーフ、同オレンジスカーフ、メゾン マルジェラのブーツ(すべてスタイリスト私物)
マイ定番の無地のTシャツには小物や差し色で茶目っ気を足して
「春夏は特にTシャツばかり着ています。ピンクのパンツのように、飛んだカラーを差して楽しむことも。このチュールのスカーフみたいに、全然機能性とかじゃない、純粋な遊びのアイテムとしての存在感がたまらなく好き」
Tシャツワンピ2万4000円、パンツ2万3000円(ともにハイク)、バッグ3万8000円(チャコリ×ハイク/すべてボウルズ) 中に着たタートル1万5000円(ユーモレスク) チュールスカーフ2万3000円(サスキアディツ/オカイユ) コート、靴(本人私物)
“これから生きていく中で大切にしたいことは自分に嘘をつかず、無理をしないということ。例えば、自分を含めた「みんなが憧れる暮らし」もそれが本当に自分がしたいことかどうかを考えます。自分らしくないことを無理してやるとストレスが溜まるし、居心地よくなかったり。食器もセットで揃えられずばらばらだったり、お花を買う時も一輪だけだったり。でもそれが私には合っている。子どもの頃からずっと気になっているのは食べ物の世界のこと。野村友里さんとの出会いから食関係のいろんな人や土地との繋がりが広がり、今は、発見、学び、出会いを楽しんでいます。そういう興味・関心に邁進していきたいですね。何かのためにやっているわけではなくて、ただ単に楽しい。50代も気負いなく、そんなふうに居れたらいいなと。”
<一問一答!Miwako Ichikawa>
Q1.憧れのミューズは?
A.シャルロット・ゲンズブールです。
Q2.最近のマイブームは?
A.スピリチュアル系の本を読むこと。
Q3.お洒落のモットーは?
A.いかにラクであるか。
#02
自分のための時間が増えてきた
モデル 稲沢朋子さん(46才)
「大好きな海に似合う心地よい格好が私らしい」
愛してやまない湘南の海で、自分の時間をリラックスして過ごす。モデル稲沢さんがそんな今を体現した大人のカジュアルスタイルを拝見!
休日の足もとはフラットばかり!靴で決めるオン・オフ
「ピンクのカーディガンは、お婆ちゃんになっても着るつもりで奮発しました。車を運転するにも、電車に乗って歩くにも、スニーカーは常に私の相棒です。でも背筋がちゃんと伸びるのは昔からヒールですね」
グッチのカーディガン、ハムのブレスレット、ロエベのバッグ(すべて本人私物) Tシャツ1万円(ラカウサ/アパルトモン 神戸店) パンツ4万6000円(ロンハーマン/ロンハーマン) サングラス1万5000円(A.D.S.R./ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店) スニーカー2万2000円(AMB/ハイブリッジ インターナショナル)
飽きずにずっと長く着られる刺しゅうブラウスに夢中
「ドライブは昔から好きで、たまに思いつきで旅行に出ることも。運転時はパンツスタイルが鉄板。民族調のデザインが好みで、ずっと憧れているヴィタ キンの刺しゅうアイテム。羽織りとして使えるブラウスなら、着まわしが効きますね」
ブラウス13万5000円(ヴィタ キン)、ノースリーブカットソー1万8000円(アパルトモン/ともにアパルトモン 神戸店) パンツ3万3000円(ロンハーマン /ロンハーマン) リング3万5000円(サンズ サンズ/RHC ロンハーマン)
新しいものにもトライしたくて大人のギンガムチェックに挑戦!
「チェックは珍しいけれど、これはタイトシルエット、モノトーンだから大人っぽくてあり!」
エイトンのワンピース、ハムのブレスレット、エバゴスのバッグ(すべて本人私物) シャツ2万8000円(フランク&アイリーン フォー ロンハーマン/ロンハーマン) 帽子3万2000円(クライド/アパルトモン 神戸店) ターコイズネックレス9万7000円(ミズキ)、コインネックレス4万8000円(サンズ サンズ)、サンダル2万7000円(ファビオ ルスコーニ/すべてRHC ロンハーマン)
海辺のリラックスシーンも女性らしい艶感は大事にしたい
「このジレは、2wayトレンチのライナー部分。腰まわりがすっぽり隠れるロングジレは、R45のお助けアイテムです。リラックス感があっても女性らしくいたいから、今はデニムよりも艶のあるサテンパンツが気分です」
ロエベのジレ、ハムのブレスレット、フェンディのバッグ(すべて本人私物) Tシャツ6800円(ミクスタ)、パンツ1万6000円(ジャーナル スタンダード レサージュ)、バングル2万円(リジー フォーチュナート/すべてジャーナル スタンダード レサージュ 青山店) サンダル2万3000円(エンシェント グリーク サンダル/RHC ロンハーマン)
“幼少の頃は茅ヶ崎に住んでいたのもあって今でも海はとても身近で大切な場所です。仲間と集まってワイワイ遊ぶのも、ひとりで考えごとをするのも、やっぱり海。サップやジェットなどのマリンスポーツも大好きなんですよね。そんな風にここ数年は自分のために使える時間が増えてきてお洒落の楽しみも倍増中です。もちろん、友人と旅行したり、自分を労る時間を持てるようになってきたのもうれしいこと。そして、子どもたちが成人したことで、親離れ・子離れも意識するようになりました。子どもたちに安心してもらう意味でも老後をともに過ごせるパートナーがほしいな、と思えるようになってきたのもR45の変化かも。もちろん、ご縁があればの話ですが(笑)”
<一問一答!Tomoko Inazawa>
Q1.憧れのミューズは?
A.ジュリア・ロバーツです。
Q2.最近のマイブームは?
A.納豆を使った創作料理!
Q3.2020年中に挑戦したいことは?
A.スカイダイビングと英会話。
出典:「GLOW」2020年5月号
撮影=川﨑一貴〈MOUSTACHE〉 取材・文=土谷沙織 [市川実和子さん]スタイリング=梅山弘子〈KiKi〉 ヘア&メイク=ナライユミ 撮影協力=eatrip soil [稲沢朋子さん]スタイリング=安竹一未〈kili office〉 ヘア&メイク=森野友香子〈Perle Management〉