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女優・吉瀬美智子さんが語る優雅な年の重ね方
「Aging Gracefully――私らしく輝く!」

[ 18.05.15 ]

by GLOW

大人の女性が生き生きと輝くためのプロジェクト『Aging Gracefully――私らしく輝く!』。自分らしさを楽しみながら、素敵に年を重ねる生き方について、女優・吉瀬美智子さんにお話を伺いました。

女優として輝くには
まず人生を豊かにすること

軽やかなショートヘアから、さりげなく香る優雅な雰囲気。上品でナチュラルな大人の女性のイメージが定着している吉瀬美智子さんだが、20代の頃に思い描いていた“40代の自分”像は、今とはひと味違ったのだそう。
「若い頃は『大人になったらカッコいい女性になりたい』と思っていたんです。例えるなら、髪型もファッションも自分らしさを楽しんでいる女性。意外でしょうか(笑)。今も、もっとエッジの効いた髪型や服装をしてみたいな、という憧れはあります。しかし、私が選んだのは役者というお仕事。いただく役柄に応じて様々な色に染まらなくてはいけませんから、髪も服も演じる役に合わせて変われる余白が必要だ、と気がついて。素の私なら『金髪にするのも面白そう』と思うんですけどね。カッコいい女になるのはもう少し後かもしれませんが、そんな役のオファーが来たら、ぜひ挑戦してみたいです」

すっきりシルエットで魅せるブラウンのセットアップ。
トップス3万200円、スカート4万5000円(ともにアンスクリア/アマン) ピアス7万1000円、ブレスレット(太)15万6000円、(細)6万7000円(すべてティファニー/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) サンダル2万1000円(ル クラベルージュ/デミルクス ビームス 新宿)

順調に見える女優としてのキャリアも、今日に至るまでは様々な悩みもあったのだとか。
「自分に“演じる仕事”ができるのだろうか、と経験不足に不安を感じましたね。しかし唯一主人だけが『芝居は練習して急にうまくなるものでもない。表に出てくるのは歩んできた人生や内面なのだから、人生を豊かにすることを大事にすればやり遂げられる』と言ってくれて。その言葉が背中を押してくれたから、今があるように思います」
働きながら二人の子どもを育てるワーキングマザーでもある吉瀬さん。忙しい日々のなか充電の役割を果たしているのは毎日のバスタイム。
「台本をお風呂に持ち込んで、汗をかきながらじっくり役と向き合います。美容にもいいし、台詞も覚えられますから、私なりの時短テクみたいなものですね(笑)。ひとりになれる唯一の時間でもあるので、少しでも優雅な気分で過ごせるように、と増えすぎていた子どもたちのおもちゃを先日ようやく整理して、ブックスタンドやキャンドルを置いて癒しの空間になるように整えたところなんですよ」

ヌーディな色のチョイスでオールインワンを女っぽく。
Tシャツ1万4000円(シェリー/ハルミ ショールーム) オールインワン2万6000円(サップ)ピアス5万7000円、リング7万円(ともにティファニー/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) サンダル4万6000円(ネブローニ/デミルクス ビームス 新宿)

老いすら自信になるような
魅力的なシワが作れるように

仕事のこと、育児のこと、どんなことも信頼して相談できるご主人の存在が大きな助けになってくれているのだとか。
「彼とは出会ったのはモデル時代。当時の私は“モデル・吉瀬美智子”として期待される殻を破れずに、本当の自分を出せないままいい人を演じ続けて、恋愛では何度も失敗していました。でも主人はそんな私が苦しそうに見えたらしく、初めて食事をしたときに『もっと自分を解き放ったらいいのに』と言われて。それで私も楽しく酔っ払いまして(笑)。以来、気楽に素の自分を見せられる関係が続いています。結婚して8年経ちますが、今でも毎朝コーヒーを飲みながら、主人と前日あったことを話し、相談や悩みに対してお互いアドバイスしあうのが日課です」

ナチュラルなオフホワイトをスタイリッシュなシルエットで。
シャツ5万8000円、パンツ4万3000円(ともにフミカ ウチダ/クリフ) ブレスレット(上)70万5000円、(下)106万円、リング28万5000円(すべてティファニー/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 靴6万8000円(ニコラスカークウッド/シジェーム銀座)

ときには信頼できる人の助けを借りながら、自分の内面に向き合う。それが豊かに年を重ねるための秘訣、と吉瀬さんは言う。
「自分を客観的に見つめて『どうすれば責任を持って自分を幸せにできるのか』と考えることを、いつも意識しています。着る洋服や食べるものひとつでも、それを選ぶことで幸せな気分で過ごせるか、心が潤うのか、というのが大切な選択の基準。というのも、老いは誰にでも訪れることですから、若さを追い求めるほど不自然になります。でももし普段から心が潤っていれば、気持ちの余裕も生まれるし、結果的に笑顔で過ごす時間が増える。そうすれば重ねてきた時間が自信になるような、魅力的なシワのある女性になれるのではないでしょうか」

出典:「GLOW」2018年6月号
撮影=長山一樹<S-14> スタイリング=道端亜未 ヘア&メイク=山下景子 取材=木内アキ

吉瀬 美智子 Michiko Kichise
1975年生まれ。モデルとして活躍後、女優に転身。
ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』をはじめ話題作に続々出演。現在は『シグナル 長期未解決事件捜査班』でひさびさの刑事役に挑戦中。
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