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健やかになる。タフになる。
大人女子は「筋活」に励むべし!

[ 18.09.28 ]

by GLOW

より優雅に、よりしなやかに。大人年代の生き方を探る「Aging Gracefully—わたしらしく輝く」に、ついに天海祐希さんが登場!
ハードな舞台公演が続く日々でも、彼女が彼女らしくいられる秘訣は、心と身体を健やかに保つ習慣作りと、その実践にありました。

いつでも、万全の姿で
お客さまの前に立つために

蘭のように艶やかで、百合のように涼しげで。女優・天海祐希さんの、とくに舞台での立ち姿には見惚れるばかり。しかし、その美しさは、日々重ねられる努力と鍛錬の賜物だった。
「5月まで出演していた舞台(『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』)はハードだったので、家に帰ってからやらなきゃいけないことがたくさん。まず、40度のお風呂に25分間入って、体温を上げて筋肉に血液を流して、その日の疲労を取る。ジムのトレーナーさんに作ってもらったマッサージのメニューもいろいろあって、帰ってから2時間とか2時間半は、それにかかりきりなので、毎日、舞台が終わったら速攻で帰宅! 休演日は、さらに盛りだくさんですよ。ジムでケアのメニューを受けて、喉の調子が悪くならないように早めに病院に行って、予防で出してもらった薬をお守りのように持っておく……その繰り返しでした」

ブラウンのワントーンにラインパンツで旬を効かせて
カーディガン3万3000円、Tシャツ1万3000円、パンツ2万8000円(すべてBEIGE,/オンワード樫山 お客様相談室)スニーカー5万1000円(ピエール アルディ/ピエール アルディ東京)

終演後に飲みに行ったり遊びに行ったり、とは無縁の、アスリートのようにストイックな日々。これは、「何かのせいにするのが嫌」な自分の性分からくるものだと、天海さんは続けた。
「たとえば皆でご飯を食べに行って、その晩、楽しく過ごしても、次の日、調子が悪くなってしまったら、『こんなふうになるんだったら、行かなきゃよかったな』と思ってしまう。せっかく楽しかった一日が、結果として黒歴史になっちゃうんですね。もちろん、サボりたい気持ちや、今日はこのくらいでいいかなと思うときもあるけれど、そういうときも後で必ず『やっぱり、ちゃんとやらなきゃだめだった』と感じる。だから、まずは自分がしんどくならないために。そしてゴールには、観に来てくださるお客さまに対しての責任があります。作品の面白さに加えて、いつでもきちんとしたお芝居を見せてくれますよねという期待も込めて、足を運んでくださると思うので、そのことにはちゃんと応えたいです。いつでもベストの状態でお客さまの前に出るためには、自分の楽しみや息抜きは必要ないと思っています」

マニッシュなチェックを優しいブラウンで、女っぽく
コート13万4000円、ワンピース8万円(ともにエス マックスマーラ/マックスマーラ ジャパン)

弱った心を、身体が支える。
日々が、自分を強くしてくれた

以前、腰痛を経験してから、公演中に再発することを恐れていたという天海さん。しかし、事前にそれをカバーするための筋トレのメニューをこなした結果、一度も見舞われることなく春の公演を乗り切った。
「初日からの1週間から10日くらいは、『本当に最後までやりきれるんだろうか?』と不安に思うんですが、そこからだんだん、その演目や上演する劇場に必要な体力がついてくるんです。で、そのとき、鍛えておいた筋肉が、弱いところをカバーしてくれる。腰痛にもならないうえに、稽古場ではしんどかった場面が、いつの間にかラクラクこなせるようになっていたんです」
準備すれば、できるーーそれが自信につながる、と天海さん。そして肉体的な自信は、もうひとつの自信を呼び起こすのも、身をもって知ったという。
「筋トレにメンタルを正常に保つ効果があると、科学的にも立証されているんだそうです。だから、気分が滅入りがちな人は体を動かしたほうがいいですよ。大人女子は、婚活より筋活! これ、絶対です(笑)」

ピンク×ブラウンの配色で、リッチなファーを大人可愛く
コート35万5700円、ワンピース5万3000円(ともにヴィンス/ヴィンス 表参道店) ブーツ6万9000円(ペリーコ/アマン)

9月から野田秀樹さんの傑作戯曲『贋作・桜の森の満開の下』に出演中。妻夫木聡さん、深津絵里さんをはじめとした個性的な豪華キャストがそろうカンパニーに加わり、東京だけでなく、大阪、北九州、そしてパリへと旅公演にも出かける。その日々を、鍛え上げた身体と、そこに宿る健やかな精神が支えるはずだ。
「若いときは、多少疲れていたとしても、力で押せたんですよね。『ちょっと声出にくいけど、まあいっか! 勢いで行くぜ!』って。でも、やっぱり大人年代になるとね……。そこは、自分で体調を万全に整えて臨むしかないな、と。燃え尽きないか、って? 燃え尽きちゃったら私、役者をやめなきゃいけなくなっちゃうじゃないですか(笑)。だいたい私には、優雅なバカンスは必要ないんですよ。どこか遠くへ行って、大自然の中に包まれて……なんて必要がぜんぜんない。普段は一所懸命仕事をして、家に帰ってやることをやったら、それで即バカンス。意外と、安上がりな体質なんです」

出典:「GLOW」2018年10月号
撮影=YUJI TAKEUCHI<BALLPARK> スタイリング=大沼こずえ ヘア&メイク=林智子 取材・文=大谷道子

天海 祐希 Yuki Amami
1967年東京生まれ。『贋作 桜の森の満開の下』は9/1~12、11/3~25の東京芸術劇場ほか、パリ、大阪、北九州で公演。映像では、スペシャルドラマ『Aではない君と』(テレビ東京系)が9/21に放送される。
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