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ストレスをためない生き方を、
これまでも、これからも

[ 19.05.20 ]

by GLOW

年齢を重ねた今だから、もっと自由に、優雅になれるーー。女優・吉瀬美智子さんも、充実の大人世代、その入り口に立ったひとり。
目下は育児に、そして「育自」にも取り組む日々。できるだけゆるやかに、穏やかに過ごすための、吉瀬さん流の心の持ち方について伺いました。

野菜のおいしさを、そのままいただく。
食べ過ぎたって「まあ、いいか」

「それはね、やっぱり食べること! おいしいものを食べれば、大抵のことは大丈夫ですね」
 忙しい日々の息抜きは? と尋ねると、持ち前の輝く笑顔でそう語り出した吉瀬美智子さん。近年、野菜スペシャリストの資格を取得したことをきっかけに、あらためて野菜のおいしさに開眼したといいます。
「お仕事で知り合った八百屋さんがあるんですが、そこで買う野菜が、どれもこれも本当においしくて。根っこの部分が赤い赤根ほうれん草を食べたときなんか、『どうしてほうれん草がこんなに甘いの?』というくらい、驚きました。今はそのお店から季節の野菜を数種類、週末に送っていただいています。果物も入れていただいていますね。『これとこれを』とお願いするものもありますが、ときには、おすすめの珍しいものも入れていただいたりして。野菜って、どうしても自分が調理できる定番のものを選びがちなので、新しいものに出会うと、『どういうふうに料理しようかな』と考える楽しみができて、すごくいいんです」
 新鮮なおいしい野菜の調理は、「簡単に、サッと」が基本。
「ちょっと蒸すとか、サッと炒めるとか。そこにおいしいオリーブオイルやお味噌をちょっと、という感じ。素材がいいと、何もしなくてもそのままでおいしいんですよね。おいしくって、ついつい食べ過ぎるんですが、『まあ、野菜だからいいか!』って。フフフ」

スポーツテイストを軽く、明るく
モーターサイクルコート5万4000円、ワンピース4万1000円、パンツ2万円(すべてザ・リラクス/ザ・リラクス フィッティングハウス) 靴15万円※オーダー価格(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店) ピアス(右耳)1万8000円、(左耳)1万9000円(ともにMARIA BLACK/ショールーム セッション)

どうにもならないことは気にせず、
常に心をフレッシュに

 女優として充実のキャリアを積んでいる吉瀬さん。現在は愛娘たちの育児と家事が日々の中心だが、仕事と違ってときにままならない場面に直面するのは、まさに「子育てあるある」。
「勉強を見てあげているとき、『なんでわからないのかなぁ?』とか。自分のことじゃないことに関してはどうにもならないから、ときどきモヤモヤしますね。でも、もともと私、何事においても、ストレスをためないような選び方をしてきたんじゃないかと思うんです」
 うまくいかないときも、気にしすぎず、自分にかかる負荷を極力抑える選択をすること。
「もちろん、仕事をする上ではそれなりのストレスもかかるし、プレッシャーも感じたりします。でも、そのときはそのときでしょうがない。それ以外の部分で、なるべくストレスがないように、リフレッシュして……ということを、ずっと心がけてきたような気がしています」

レース×ニットをドレッシーに纏う
プルオーバー8万9000円(サカイ) ピアス(片耳用)5万3000円、リング7万1000円(ともにシャルロット シェネ/エドストローム オフィス)

自分の世界を保っていれば、
新しい出会いはきっとやってくる

 目の前のことに集中しすぎないのも、ストレスをためないひとつの方法。子どもたちのことに終始するだけでなく、自分の今をどう充実させるかが、常に心にあるという。
「子育てが一段落したとき、やることがなくなってしまったというお話を聞いたことがありますが、人のために一所懸命になる方は、自分のために時間を使うことがもしかしたら苦手なのかもしれません。私はまったく逆で、いつでも自分の世界に戻りたいなという(笑)。仕事柄、撮影がなくても、ボディメンテナンスをしたり自分磨きをするのは日課ですから」
 家庭モード、育児モードの現在の先には、たくわえたパワーを発揮する場が、きっとふさわしいかたちで吉瀬さんを待っているのだろう。
「作品のお話をいただいても、私の都合でちょっと難しいなということもあったりして、申し訳ない気持ちになることもあります。でも、それもこれも、やっぱりご縁だから……。また別の機会に巡り会えるよねというのを、どこかで信じています。それに、年齢を重ねて役どころが変わってくるのも、私の仕事のいいところ。オファーをくださる方あってのことですが、OL役からお母さんの役、上司の役、そしていつかはおばあさんの役……というふうに、いつか自分の番が来たとき、どんな新しい自分に出会えるか、楽しみにしているんです」

透ける「白」で 優しいシルエットに
ワンピース5万9000円、ピアス2万4000円(ともにハイク/ボウルズ) バングル14万9000円(シャルロット シェネ/エドストローム オフィス) リング2万4000円(TAPLEY/エスケーパーズ) サンダル4万4000円(アキラナカ/ハルミ ショールーム)

出典:「GLOW」2019年5月号
撮影=長山一樹<S-14> スタイリング=道端亜未 ヘア&メイク=山下景子<KOHL> 取材&文=大谷道子

吉瀬 美智子Michiko Kichise
1975年福岡県生まれ。20代でモデルとしてデビューし、30代以降は女優として活躍。『昼顔〜平日午後3時の恋人たち』『オトナ女子』『セシルのもくろみ』などで演じた等身大の女性像が共感を呼んだ。
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