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AGカフェVol.13
お灸でセルフメンテナンスしよう!
Project report レクリエーション ヘルスケア 学び ハウツー
[ 21.12.20 ]
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AG世代の「学びとネットワーキングの場」として定期的に開催しているAGカフェ。
11月19日は「わたしメンテナンス~お灸編~」と題して、東京・銀座の「せんねん灸ショールーム銀座」で実施しました。
長期にわたるマスク生活、また、これからの寒い季節に向けて、モヤモヤをすっきりさせようと企画。午前・午後の2回で、計21名の方にご参加いただきました。
会場では、消毒や換気などの感染予防対策を実施。
講師で、せんねん灸の鍼灸師・佐々木理沙さんが「忙しい毎日ですが、10分でいいので、自分自身と向き合う時間を持てるといいですね。リラックスタイムの相棒になる、お灸の使い方を一緒に学んでいきましょう」と語りかけました。
佐々木さんはまず、お灸には温熱のレベル、煙の有無、香りの違いなど、様々なタイプがあることを紹介し、初心者は温熱レベルの低いものから試したほうがよいと解説。
やけどをしにくくなるよう、肌に和紙のシールを貼り、その上からお灸の台座を据えることで、温熱の伝わり方を和らげられるそうです。
ちなみに、お灸の原料である「もぐさ」は、「よもぎ」の葉の裏の綿毛だけを集めたもの。よもぎは古来、世界各地で薬草として使われてきました。乾燥させたよもぎをくだいて、葉や茎を取り除く作業を繰り返すと、綿毛だけが残ります。その量は全体のわずか200分の1。大変貴重なものなのです。
続いては、AG世代が知っておきたいツボの解説へ。
ひじの近くの「手三里(てさんり)」、首の裏にある「大椎(だいつい)」、くるぶしの上の「三陰交(さんいんこう)」、そして手首の「太淵(たいえん)」です。
そもそもツボとは、体をめぐるエネルギーの通路である「経絡(けいらく)」の上にある、体の変化を示すポイントです。探すコツは、腕や足を「やさしく」さすること。「ついつい、力をこめてしまう方が多いのですが、あくまでやさしくさすってください。少しへこんでいたり、皮膚がかさついていたり、指のすべりが悪く、ひっかかりを感じたりするところがツボです。場所は一人一人違いますよ」と佐々木さん。
いよいよお灸にチャレンジ。
台座の裏のシールをはがして指にのせ、もぐさ部分にライターで着火したら、台座部分を持って「手三里」のツボへ。お灸の種類にもよりますが、台座があるタイプは2分ほどで煙が消え、その後3分くらい、台座を通じて温めます。
据えてすぐは熱を感じませんが、徐々に温まってきます。肌がぴりぴりしてきたら、外すサイン。「規定の時間より短くても、必ず外してください。やけどをするおそれがあります。逆に規定の時間だけでは熱さを感じられない場合、同じ場所に連続で3回までは据えても大丈夫です」と佐々木さん。外したお灸は、水を張った灰皿などに捨てます。
2カ所目のツボは、首の付け根にある大きな骨のでっぱり部分にある「大椎」です。
ちなみにお灸には一日のうち、避けるべき時間帯があるそうです。
「食事と入浴の前後30分は避けてください。慣れないうちは1日1回3カ所以内をめどに据えることをお勧めします」と、佐々木さんは話しました。
続いてのツボは、「女性のツボ」とも呼ばれる内くるぶしの「三陰交」です。
椅子に座って据えるときは、お灸をしている足を、反対の足の膝にのせたり、足を前後に開いてずらしたりすると安全だそうです。
最後のツボは、手首の「太淵」。
深呼吸をし、胸を開いて姿勢をよくしてからお灸を据えます。
あっという間の1時間。終了後、参加者からは多くの質問が出ました。
「煙は吸い込んでも大丈夫?」という質問には「人によってはむせたりすることもあります。心配な場合は、煙の少ないタイプをお勧めします」と佐々木さん。
「マンションなど、火災報知機がある部屋で使う場合の注意点は?」という質問には「窓を開けるなど、換気を心がけてください」とアドバイス。
また、お灸を使ってもよい年齢については「熱い、という感覚を言葉できちんと説明できない方にはお勧めしません」ということでした。
午後の回は、18時半にスタート。
午前の回はほとんどの人がお灸初心者でしたが、午後は9人中7人が経験者でした。お仕事帰りに参加された方も少なくありませんでしたが、熱心に聴き入り、メモを取る姿が印象的でした。
参加後のアンケートには「体がぽかぽかしてきてよかったです」「簡潔な説明で分かりやすかった」といった声が聞かれました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!