「ジェンダード・イノベーション」とは
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[ 23.06.08 ]
Aging Gracefully フォーラム 2023「女性の自分らしい生き方とは」セッション1「AG世代に役立つ ジェンダード・イノベーション」から
Aging Gracefullyプロジェクトは、「ジェンダード・イノベーション」に注目。インタビュー記事を掲載し、Aging Gracefullyフォーラム2023でセッションを設けるなどしてきました。これまでにAGサイトで公開した関連記事を、このページでまとめ読みできます。
◆ジェンダード・イノベーション(Gendered Innovations)
2005年、米スタンフォード大学のロンダ・シービンガー博士は積極的に性差分析を行い、科学技術分野における研究・開発のデザインに組み入れることで「知の再編成再検討」を促し、イノベーションを創出することをめざす概念として、「ジェンダード・イノベーション」を提唱しました。2009年に同大でGendered Innovationsプロジェクトが始動し、欧米を中心に広まっています。
性差分析により、①男女で効き方が異なる薬品があること、②骨粗鬆症は女性だけの病気ではないこと、③乗用車のシートベルトは男性の体形を前提に開発されており、女性の方が重症を負う確率が高く、妊婦が事故に遭ったときの胎児の死亡率が高いこと、④AIアシスタントの音声は女性の声が多いことなど、さまざまな事例が明らかに。改善のための研究や開発が進められています。
「AG世代に役立つ ジェンダード・イノベーション」
Aging Gracefullyプロジェクトは3月5日、Aging Gracefully フォーラム 2023「女性の自分らしい生き方とは」を開催しました。セッション1は「AG世代に役立つ ジェンダード・イノベーション」と題して、お茶の水女子大副学長の石井クンツ昌子さん、同大ジェンダード・イノベーション研究所特任教授の佐々木成江さん、歌手の長山洋子さんが出演。ジェンダード・イノベーションについて学び、これを知ることで暮らしの中でどのように役に立つかを語り合いました。……
>>Aging Gracefully フォーラム 2023「女性の自分らしい生き方とは」〈セッション1〉 ジェンダード・イノベーションとは 性差に着目、私たちの生活を改善へ
「男性も女性も便利になるのが肝」
お茶の水女子大学副学長の石井クンツ昌子さんは、同大学が2022年4月に設立したジェンダード・イノベーション研究所の所長です。また、家族社会学が専門で、父親の育児参加、家事参加について研究しています。石井さんのこれまでの歩みと、ジェンダード・イノベーションについて思うことを聞きました。……
「性差を埋めるだけでなく、アクションを」
お茶の水女子大学ジェンダード・イノベーション研究所教授で、AG世代の斎藤悦子さん(56)は、「性差を認めるだけでなく、アクションがないと変わらない」と語ります。……
「多様な幸せを実現できる社会のために」
お茶の水女子大学のジェンダード・イノベーション研究所特任教授で、AG世代の一人でもある佐々木成江さんは、「多様な幸せを実現できる社会のために、まず知ってもらうことが大切」と話します。……
◆お茶の水女子大学 ジェンダード・イノベーション研究所ホームページ
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