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吾輩も猫になりたい
ワーケーションin熊本県上天草市 Day3
Project report トラベル キャリア ライフスタイル グルメ レクリエーション
[ 22.01.03 ]
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リモートワークが広がる中、旅先で仕事をしながら休暇も楽しむ「ワーケーション」が注目されています。
AGプロジェクト事務局は10月、熊本県上天草市が実施した4泊5日のワーケーションモニターツアーに参加。その模様をお届けします。
〈Day3・10月27日〉
朝10時、市の西側にある江樋戸港から、定期船で25分の離島・湯島へ。昨年6月、島の活性化や移住を目的に整備された「湯島交流施設シーグラス」の視察に出かけます。
出港してすぐ、フリーライターのIさんが「これ、何だろう」と、船内の看板を指さします。そこには、「あとぜきお願いします」。どういう意味だろう……と2人で頭をひねっていると、「ドアを閉めてね、ってこと」と乗客の方に教えていただきました。有名な熊本弁だそうです。
湯島は天草諸島の対岸にある長崎・島原半島との中間にあります。「島原・天草一揆」では両地域の住民が集まり作戦会議をしたため、「談合島」の名も。島民270人に対して猫が200匹おり、「猫島」とも呼ばれているそうです
猫好きのファッション誌編集者・Kさんはこの日にそなえて、ペースト状の猫のエサをバッグにしのばせ、テンション高め。港に到着すると、早速わらわらと猫が寄ってきます。すかさずエサを取り出すKさん。モテモテです。道のあちこちで猫がゆったり寝そべったり、じゃれたりする姿が見られます。
あー、私も全てを忘れて猫になりたい!
信号もない島にはのんびりした空気が漂い、昔にタイムスリップしたよう。終戦直後は2000人ほどいた人口が今では8分の1になり、6割は高齢者とのことです。主な産業は漁業と、釣り客向けの観光業。合同会社「湯島屋」代表の莟(つぼみ)和宏さんが出迎えてくれ、一周4キロメートルを徒歩でめぐる島ツアーが始まりました。
莟さんもかつては熊本市内で会社勤めをしていましたが、趣味で農業を始め、湯島に畑を借りて通ううちに、移住に興味を持ったそう。地域おこし協力隊としての活動を経て、今では定住し、観光や農業振興に取り組んでいます。
港から歩いて5分、「湯島交流施設シーグラス」に到着。
一軒家が2区画に仕切られており、片方はシェアオフィスやコワーキングスペースとして使える「Sea glass」、もう片方はキッチンやバストイレ付きのお試し居住スペース「SEA暮らす」になっています。光回線が引かれており、通信速度は100Mbpsと快適でした。
利用料金は、シェアオフィスが1時間100円、上天草市民以外は200円。お試し居住スペースは6泊7日で12000円。事前に市役所に申請が必要です。
目の前に広がる海を見ながら仕事をしたら、はかどりそうな予感がします。
その後は、全校生徒が9人という湯島小学校・湯島中学校へ。付近の道路が工事中だったため、校庭を通り抜けて島をぐるり。島の北側からは島原半島がよく見えました。
昼ご飯は海人(あま)さんが営む「乙姫屋」さんで。その日の朝釣れたばかりのアジのフライやお刺し身、わかめの酢の物、ひじきの煮付け、名物・湯島大根の漬物など、盛りだくさんな定食をいただきました。
午後はシーグラスで仕事タイム。ICレコーダーに録音したインタビューを聞きながら、メモを作ります。 他のメンバーは、オンラインセミナーに登壇したり、企画書をまとめたり。
16時の定期船でまた大矢野島に戻ると、その足で、来年秋に完成予定のワーケーション施設の建設地、大矢野町大手原に向かいます。
海を望むロケーションに、宿泊可能なコテージ棟とメゾネット棟、オフィス、サウナ、キッチンスペースを備えた共用施設棟を、工期を分けて整備する予定とのこと。コロナが落ち着いたら、チームビルディングのための合宿などにぴったりなのではないかと思いました。
見学後、私はオンラインイベントの準備でリゾラテラス上天草に向かいました。イベントの様子は、別のレポートでお知らせします。
<Day4に続く>
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