坂本真子の『音楽魂』
今年もストリーミングで「推し活」
SNS活用、海外へボーダレスに発信
Special 音楽 学び
[ 23.01.25 ]
最近、音楽を聴いていますか。振り返れば、あなたにもきっと、歌やメロディーに励まされ、癒やされた思い出があるはず。40代、50代になっても、これからもずっと音楽と一緒に過ごせますように。
そんな願いを込めて、子どもの頃から合唱曲やロックを歌い、仕事でも関わってきたAging Gracefullyプロジェクトリーダーの坂本が、音楽の話をお届けします。
みなさん、「推し」はいますか? 好きな俳優やアーティストを応援する「推し活」で、毎日を楽しく過ごしている方もいらっしゃると思います。音楽ストリーミングサービス「Spotify」では、今年も「RADAR: Early Noise 2023」で注目のアーティスト10組を選出し、紹介しています。2023年の「推し」が見つかるかもしれません。
Spotifyは現在、世界で4億5600万人が利用する音楽ストリーミングサービス。「RADAR: Early Noise」は、その年に活躍が期待される国内で注目の新進アーティストを一年かけて応援していく企画で、2017年に始まりました。あいみょん、King Gnu、「ずっと真夜中でいいのに。」、藤井風、Vaundyなどもブレーク前に選ばれ、現在は人気アーティストに成長しています。
7年目の今回、「RADAR: Early Noise 2023」に選出されたのは、Skaai、DURDN、Tele、TOMOO 、なとり、春ねむり、Furui Riho、ヤングスキニー、LANA、れん。計10組(50音順)で、彼らの曲はプレイリスト(https://spoti.fi/EarlyNoiseJapan )で聴くことができます。
スポティファイジャパン音楽部門の企画推進統括、芦澤紀子さんによると、今年はリスナー数の増え方など、例年以上にデータ分析に比重を置いて選出したそうです。
「最近は、リスナーが自発的、あるいは偶然に出会って共感、感動した音楽を、自分の周りのコミュニティーにシェアすることが積み重なって、楽曲のヒットにつながる、という傾向が強くなっています。その端緒となる出会いがオーガニック(自然)なものほど、共有したいというモチベーションにつながっているように感じます」と芦澤さん。
また、今年の10組は全て、作詞作曲やアートワークなどクリエーティブなことに深く関わっていて、「SNSを活用してリスナーを拡大し、グローバルでボーダーレスな発信をしているアーティストたちです」と説明しました。
音楽ストリーミングサービスの普及により、誰でも世界に向けて作品を届けられるようになりました。また、SNSがきっかけでヒットする曲も増えています。
あなたの「推し」が、世界的な大ヒットを生み出すかもしれません。みなさんは、誰を「推し」ますか?
DURDN
シンガー・ソングライターのBaku、トラックメーカーのSHINTA、トップライナーのyaccoによる3人組プロジェクト。日韓を中心に活躍が期待される。 https://www.sonymusic.co.jp/artist/durdn/
なとり
19歳のシンガー・ソングライター。2022年5月にTikTokで発表した「Overdose」がアジア各国で人気を集めている。https://twitter.com/siritoriyowai_
Furui Riho
北海道出身のシンガー・ソングライター。幼少期から教会のゴスペルクワイアで歌い、ソウルフルな歌声が特徴。自ら作詞作曲、編曲を手がける。https://www.riho-music.com/
文=朝日新聞社 Aging Gracefullyプロジェクトリーダー 坂本真子
写真=Spotify提供
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◆Spotify Early Noise Night #15
2022年3月17日(金)18:30
Spotify O-EAST (東京都渋谷区道玄坂2丁目14-8)
出演は、Skaai、TOMOO、ヤングスキニー、れん 他(50音順)。
詳細は、https://spotify-earlynoise.jp/?p=37815
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Aging Gracefullyプロジェクト事務局:agproject@asahi.com