AGフレンズ松本千登世さん
初めての絵本「ピンクのカラス」出版
記念の原画展を4月2日まで開催中
Special ライフスタイル アート 学び
[ 24.03.30 ]
美容エディター・ライターでAGフレンズの松本千登世さんが、初めての絵本「ピンクのカラス」を出版しました。その出版を記念した「もしキミの羽がピンクだったら?展」を、東京・三軒茶屋のギャラリー「clinic」で開催しています。
絵本は8年前に交わされた、「もしカラスの羽がピンクだったら受け入れられるのにね」という、なにげない会話から生まれました。「面白いと思って、その日のうちにストーリーを考えました」と、松本さんは振り返ります。
数年後、松本さんが出版社で女性誌の編集者をしていた頃からの知り合いで、現在はグラフィックアーティストとして活躍する牧かほりさんの個展を訪ねたことがきっかけで、一緒に絵本をつくることに。「判型や紙も自由に、制約のない中でつくることができたらいいよね」という話から、2022年12月に出版レーベルを立ち上げて、「BOOK 212」と名づけました。
それからおよそ1年。ゆっくりと時間をかけて話し合い、準備を重ねて、今年2月に見本が完成しました。3月28日からの「もしキミの羽がピンクだったら?展」に合わせて、一般販売を始めました。
絵本には、さまざまな色が使われています。その鮮やかな色彩と、カラスの豊かな表情に目を奪われる中で、物語も進行します。デザインを担当したアートディレクターの本多り子さんは「当初はもっと縦長の絵本にするつもりでしたが、カラスが伸びやかに見えるようにしたくて、絵本の大きさを変更しました」と話しました。
「もしキミの羽がピンクだったら?展」では、絵本の原画が展示されています。会場を訪れていた男性は「(カラフルな絵を見て)何色でもいい、という多様性、ダイバーシティーを感じて、グッときました。お互いに認め合うことの大切さを伝えていて、大人にも子どもにも読んでもらいたい絵本です」。ほかには「最後が意外でした」という声も聞かれました。
松本さんの願いが込められた結末を、みなさんはどのように感じるでしょうか。ぜひ、絵本を手に取ってご覧ください。今後はオンラインで販売していく予定です。
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◆「BOOK 212」公式サイト https://book212.com/
◆「もしキミの羽がピンクだったら?展」
2024年3月28日(木)~4月2日(火)
11:00~19:00
ギャラリー「clinic」 東京都世田谷区三軒茶屋1-33-18 ブルーボトルコーヒー奥
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